キャンプで焚き火をするために薪を持って行こうと思うんだけど、どれくらい薪を消費するかわからない。消費量ってどんなもん?
キャンプ場行って薪拾いした後はとことん火を絶やさない…
そんなヘビー焚き火ストのワタクシがそんな疑問にお答えします。
たぶん思ってるより消費するぞ!
多分、想像されている以上に薪を消費してしまうと思います。これくらい持っていけばいいか。適量を意識して持っていくと、夜になって一番焚き火が楽しい時間に薪が切れてしまうなんてことも。
ですので、薪は多めに持っていくことを心掛けた方がいいです。余ったらまた次のキャンプで使えばいいんです。
広葉樹の薪のほうが消費量が少なくて済むぞ!
薪は薪でも、木の種類によって消費量が大きく違ってきます。大きく分けると杉などの針葉樹と樫(かし)などの広葉樹です。
針葉樹は木の密度が低いため燃えやすい反面、すぐに燃え尽きてしまいます。一方で広葉樹は木の密度が高いため焚き付けに苦労する反面、火持ちがいいです。
焚き付け用に針葉樹、メインの薪として広葉樹を使い分けるのが一番ですが、どちらか片方で済ませたいのであれば広葉樹だけを持って行って、着火剤などを使って焚き付けの難易度を下げる工夫をすれば大丈夫です。
使い方にもよりますが、広葉樹の薪だと一晩で1束〜2束あれば大丈夫だと思います。
また、広葉樹の薪でも樹皮がついているものだと便利です。樹皮の部分は燃えやすいので着火時に優先して使うと焚き付けが楽になりますヨ。
火力をコントロールできれば消費量を抑えることができるぞ!
火力をコントロールすることで、薪の消費量もコントロールすることができるようになります。炎を維持しておきたいだけなら火力を最小限に抑え、暖をとりたいときや調理したいときは火力を大きくしましょう。
スター型に薪を配置して消費量を抑えよう!
薪を八方から交差するように並べて、交差する部分だけ燃えている状態を作り出します。薪が燃え尽きてきたら薪を少しずつ中心に向けて進めていくと安定した小さめの火力を維持することができます。
薪を少し多めに中心に移動させると炎が大きくなり、あまり中心に移動させないようにすると炎が小さくなります。
並列型は薪を多く消費してしまうぞ!
薪を同じ向きに束ねるように並べると薪がいっきに燃えて火力が強くなりますが、その分薪の消費量が多くなってしまいます。
炎の大きさは単純に追加する薪の数と大きさで調節することになるため、細かい火力の調整ができません。
スター型も並列型も自在にできる焚き火台
今回の焚き火の写真は全てコールマンのファイヤーディスクでの焚き火風景を紹介していますが、それは僕がファイヤーディスクのヘビーユーザーだからです。(笑)
他の焚き火台の多くが並列型にしか薪を置けないものが多く、こう言った薪の節約が難しいんですよね。
ファイヤーディスクについては別記事で紹介していますので是非読んでみて下さい。
→コールマンの焚き火台がド安定な件
買う以外にも現地でどんどん拾おう!
薪を持っていくのはけっこう重たいしお金もかかってしまいます。現地調達にトライしてみてはどうでしょうか。キャンプしてるっていう雰囲気で楽しいですよ。
僕のスタイルは、念のため予備の薪は持っていくものの車に積みっぱなしにしておき基本的には現地で調達した薪のみを使うようにしています。
薪拾いをすればいくらでも集まるので薪が不足する心配もありませんからね!
ノコギリがあると便利だぞ!
ノコギリがあると薪集めが本当に捗ります。斧や鉈と比べても小さくて軽いので1本携帯しておくと便利です。
薪集めをする時のコツとしては、“多めに集める”です。どうしても疲れてくるのでこれくらいでいいだろうと中途半端な量しか集まっていないのに切り上げてしまいたくなるものです。ところが現地調達できる薪は市販の薪より火持ちがよくないことが多いので、予想外に薪を切らしてしまうかもしれません。すっかり夜になり暗くなってしまって薪拾いに行けない、と言った状況は避けたいですよね。
まとめ
- 薪の消費量は広葉樹の薪1束〜2束ほど
- 火力のコントロールで消費量を抑えることができる
- ノコギリを携帯して現地調達にも挑戦してみよう
いかがでしたでしょうか。薪の消費量はキャンプスタイルや工夫次第で大きく変わります。とはいえ失敗しないために、初めのうちは薪は多めに持っていきましょう。