ギア紹介

キャンプにオンタリオSP-8を必ず持って行く僕が語ります

オンタリオのSP-8 サバイバルマチェット、漆黒カラーだしかなりカッコイイよなぁ。
でも実際に山での使い勝手がいいか不安だなぁ。

SP-8をキャンプに必ず持って行く僕が使っていて感じたことを書いていきます。

何をおいても見た目がカッコイイ

SP-8の見た目

日本製の鉈はしなやかで鋭い感じであるのに対して、SP-8は強固で力強い感じです。
刃もグリップも全て漆黒。そして背面には使い道がよくわからないギザギザが。暴力的な印象を引き立てます!

例え実際にアウトドアでは使わずとも観賞用として、十分味が出ていると思います。
ただ、こんな実用的なマチェット、使わないのはもったいないとは思いますが。

基本スペック

基本スペックを紹介しておきます。

  • 全長:38cm
  • 刃長:20cm
  • 刃厚:6.3mm
  • 重量:645g
  • 鋼材:1095ハイカーボンスチール

全長の約半分しか刃長はないです。錯覚で刃長が長く見えるみたいです。

長さ・バランスともに普段からアウトドアをしているような男性であれば扱える範囲内だと思います。

腰に下げると重量的に存在感は感じますが、決して動きの邪魔になるほどの重さではないです。

ただ、レインコートなどを着ると、腰に下げることができなくなるため、手で持つことになり、体力を多めに消費することになるかもしれない点注意が必要です。

キャンプ・野営での用途

カッコイイだけでなく、実用性も十分あります。

薪割り

SP-8の薪割は豪快。

刃厚と重さがあるため、斧のように薪を割ることが可能。
パカーン!と割れてくれるのでバトニングとは比較にならないほどの気持ちよさがあります。

もちろん、タフな造りなのでバトニングもできます。

藪払い(やぶばらい)

SP-8の藪払い能力はあまり高くないです。

理由は2つ、

  • 刃厚のせいで鋭さが足りないこと
  • 切るために早く振るには重すぎること

この2つがネックです。

藪払いできないというわけではなく、1振りでいいところが2振りになるし、重いため1振りあたりの体力消耗が多くなるといったデメリットがちょっと問題かな、といった印象です。

護身に使える

なんだかんだ言って、熊に遭遇した時、最も撃退に成功している武器が、鉈です。藪払いしながら山を歩くのであれば既に手に持っているからそのまま戦うことができる、という強みもありますよね。

そもそも僕がSP-8を購入しようと考えたきっかけは熊対策なんですよね。
熊については別記事で詳しく考察記事を書いているので熊について知りたい方は読んでみて下さい。
山でのツキノワグマ対策知識まとめ

穴を掘ったりと用途は多彩

SP-8の刃先を使って穴を掘る。

普通のナイフや鉈であれば刃こぼれが気になってできないことも、タフさがウリのSP-8ならガシガシ使っていけます。
砂が深くてペグが刺さらなかったので、砂を掘るのに役立ちました。

装備に必要か?を考えてみる

キャンプも野営も、何でも持って行けるわけではありません。そう考えると、果たして本当にマチェットを装備に加えるべきか?という疑問が湧いてくる瞬間が必ずあります。

それぞれの強みと弱みを考えてみましょう。

ナイフにできること

  • 調理
  • 薪割り(バトニング)
  • ブッシュクラフト(細かい作業)
  • 熊に馬乗りされた時の反撃

SP-8にできること

  • 藪払い
  • 薪割り(バトニングも振り下ろしも)
  • 蛇などの駆除
  • 穴掘り
  • ブッシュクラフト(荒い作業)
  • 熊とある程度間合いがある状態での攻撃
  • 短く持てば料理など細かい作業もできなくはない(ただし刃厚があって切りにくい)

斧にできること

  • 薪割り(薪割り台が必要)
  • ハンマーの代わりになる(ハンマーを装備から外せる)
  • 枝払い

ちなみに、ナイフは軽くて小さい、SP-8は大きさ・重量共に存在感あり、斧は大きくて重い、等の装備に加える際の重量コストの違いも意識して考える必要がありますね

左利きにうれしいシース

SP-8のシース。ほぼ左右対称の造り。

SP-8のシースは、ほぼ左右対称なため、右利きだけでなく左利きでも違和感なく使えます。僕は左利きなのでかなり嬉しかったです。

右利きでも、ナイフと反対側の腰にぶら下げたい時などにも便利です。

残念な点

SP-8はかなり使い勝手がいいのですが、残念な点もいくつかあります。

サビやすい

水に濡らしたまま放置すると、黒塗りの加工がされていない部分がすぐに錆びます。
使った後シースに戻す時は、軽く水分を拭き取る意識が必要です。

ただ、錆びたら研げばいいだけのことなので、あまり気にする必要は無いかなとも思いますが。

見た目が凶悪

SP-8のサイコーにイカした見た目が裏目に出て、平和重視の家族キャンパーなどからは怖がられるかもしれません。

人が多い場所では、あまり見せびらかさないほうがいいかもしれません。
シースに入った状態で腰に帯刀するくらいなら大丈夫だと思います。

まとめ

サバイバルマチェット SP-8、抜刀!

キャンプにもし鉈やサバイバルマチェットを検討しているなら、SP-8はオススメです。

僕の場合は、これを装備に加えてから斧は完全に出番が無くなりました。ただ、ナイフとは使い分けたほうが安全だし捗るので、ナイフとSP-8の両方を装備するようにしています。

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