キャンプってほんと楽しいですよね!
楽しい気分でキャンプ場に行った後、一転して沈んだ空気に…。
たった1つの忘れ物が原因だった。そんな経験ありませんか?
キャンプ場までは自宅から車で数時間かかるということも多く、忘れ物をしてしまった場合、とりに戻る…というのは現実的ではありません。
現地で買ったり他の物で代用したり、さいあく、不便なままのキャンプになってしまうことも。
彼女とのキャンプ、カッコイイところを見てもらおう!と意気込んでいた時の忘れ物とかは、致命的ですよね。
彼女がボクちんのカッコイイところを見たらますます惚れてしまうに違いない。
肝心なものを忘れてしまった…
とはいっても、忘れ物をしやすいのもキャンプ。
100種類以上のアイテムを持って行かなくてはいけないなかで、1・2点忘れてしまうというのは当然のことと思います。
- 忘れ物しやすい。
- でも忘れ物はしたくない。
この記事では、この相反するジレンマを解決する…つまりキャンプで忘れ物をしなくなることを目指し、忘れ物が無くなる準備のコツをお伝えしていきます。
このコツを実践してもらえれば、忘れ物が格段に減るはずです。
ぜひお読み頂き、保存版として活用してもらえればと思います。
目指すは忘れ物率0%
僕は贅沢キャンパーというよりは軽量キャンパーですので、アイテム数も必然的に少なめになります。
そんな僕の持ち物チェックリストを確認してみたところ、アイテム数は103でした。
つまり多くのキャンパーさんは、100種類以上のアイテムを持って行く、ということになります。
忘れ物率0.5%だとしても、2回キャンプしたら1回は忘れ物をする、という計算になりますね。
つまり、キャンプで忘れ物をしないようにするためには、忘れ物率0%を目指さないといけないということです。
これ、頭の中だけで考えて準備をしていては、まず達成できません。キャンプの準備にもちゃんとしたコツというものが必要になってくるわけです。
つまり、キャンプの準備って、“慣れ”より“コツ”なんです。
キャンプの準備の流れとコツ
計画~準備までの大まかな流れ
例えば〇月×日にキャンプに行きたいと考えたとしますよね。
そうすると、そこからそのキャンプへ向けての準備が始まるわけです。
大まかな流れでいうと、
- ①次のキャンプの大まかな日程・場所・テーマを決める
- ②情報を集める
- ③足りない道具を入手する
- ④持ち物リストを作成する
- ⑤持ち物を準備
このような流れになります。
いきなり“⑤持ち物を準備”から始めてはいけませんよー?
それではそれぞれ、順に説明していきますね。
①日程・場所・テーマを決める
これは準備というよりは、計画と言ったほうがいいかもしれませんね。
この段階で決めるのは、次のようなものです。
- いつキャンプをするか。
- どこでキャンプをするか。
- どんなキャンプをしたいか。
日程と場所を決めたら、メモを一つ作ります。
パソコンでもスマホでもいいです。まず、メモを作ります。
そしてそこに、「〇月×日△△キャンプ場」というタイトルを付けます。
そして、Googleマップなどでキャンプ場の写真を眺めながら、どんなキャンプをしたいかの想像をします。
林間キャンプ場なら、「ハンモックに挑戦しよう!」や「薪は現地で調達してみよう!」などでもいいし、景色がキレイなキャンプ場なら「インスタ映えする写真を撮ろう!」なんかでもいいと思います。
これが“テーマ”です。
テーマが決まったら、「■課題 インスタ映えする写真を撮る」というようにメモに書き込みましょう。
Windowsのメモ帳ならこんな感じですね。
以後、キャンプの計画は全てこのテキストファイルの中に書き込むようにしていきます。
ム、なんか仕事っぽいことし始めたゾ…?
実はというと、このメモを活用する方法は、僕が仕事でも使っているやり方です。
遠方への出張とか大事な納品とか、「ぜったいに忘れ物しちゃいけない!」って時のためにあみだした必殺奥義なのだーーーー!
キャンプは仕事じゃねんだゾ!遊びなんだYO!
わかってんのかコラ~
そうさ、キャンプは遊び。
でも、遊びは全力でやらなきゃ楽しくない。
…違うかい?相棒。
…その通りだな。
話を、続けてくれないかい、マイフレンド。
②情報を集める
一言にキャンプといっても、日程、キャンプ場、テーマは毎回違いますよね。
つまり、全く同じ条件でのキャンプは無いわけです。
だから、キャンプを計画したら、次はそのキャンプに向けた情報を仕入れていくわけです。
例えば次のようなことですね。
- 3月にキャンプするなら夜は何度まで冷え込むんだろう?
- 次のキャンプ場は地面が硬いって噂だけど、ペグ刺さるかなぁ
- インスタ映えする写真ってみんなどうやって撮っているんだろう?
具体的に持ち物を準備する前にこういったことを考えておくと、準備しなければいけない持ち物がどんなものか?といったことが見えてきます。
また、あなたがまだ持っていないけど次のキャンプで必要なキャンプ道具なんかが浮かび上がってきたりします。
これらは課題として気づいたところからメモに書き込んでおきましょう。
これをしておくと、「キャンプ直前に気づいたけど時間がなくてどうにもならない!」といったことにならなくてすみます。
次のキャンプ予定がまだ先だとしても、早めにこういった課題の洗い出しをしておきましょう。
面倒くさがりなオイラはなんだか眠くなってきたぞ…?
このやり方は選ばれし者のみが使える伝説の手法なのではないのか?
気が乗らない時はやらなくて大丈夫。
僕は通勤電車の中などスキマ時間の暇つぶしもかねてコツコツとメモを作っていくようにしています。
なるほど、スキマ時間の有効活用ができるのはいいことだな。
それならオイラも選ばれし者になれそうな気がするゾ。
③足りない道具を手に入れる
課題が見えてきたら、その解決に必要な道具を手に入れます。
例えば今回例としてあげている課題からすると、
- 夜の冷え込み→暖かいマットを買う
- ペグ→ソリッドペグを買う
- カメラ→スマホのカメラでも十分通用する
こんな感じですね。
必ずしも何かを買う必要があるというわけではなくて、解決策が決まればそれで大丈夫です。
カメラは専用のものを買わなくてもスマホで代用できるとわかったら、課題からは外してしまいましょう。
そして何か道具を買ったら、自分専用の持ち物リストを作り始めましょう。
買ったものはほぼ確実に次のキャンプに持って行くことになるため、買ったものはリストに加えておきます。
課題を解決できたら、解決した課題は消してしまいましょう。
この時点でメモはこんな感じですね。
これで、アマゾンなどで注文して届いた道具を持ち物に加え忘れるといったことが防げるようになりました。
せっかく買ったのにそれを持って行くのを忘れてしまって、ムダになってしまった…なんてのは悲しすぎますからね。
いらなくなった情報は、すぐ削除。
コレ鉄則アルヨ。
④持ち物リストを作成
キャンプでの持ち物を実際に準備する前に、持ち物リストを作成していきましょう。
必要なものを目的別に洗い出す
まず最初に必要なのが、キャンプに必要なものを洗い出す作業です。
キャンプに持って行く物はキャンパー1人1人違うので、これは自分で考えて、自分だけの持ち物リストを作り上げていく必要があります。
とはいえ、キャンプに必要なものは何ですか?と聞かれて、必要なもの全てを漏れなく書き出していけるかというと、まずムリですよね。
歯ブラシやポイズンリムーバーなど、キャンプからすぐには連想しづらい系のものはなかなか思い浮かばないと思います。
そこで、キャンプでの行動と持ち物を関連付けたマインドマップを用意しました。
→キャンプの準備_ver2020-03-28.pdf
このマインドマップを見ながらあなたがキャンプに持って行くアイテムをリストアップしてみて下さい。
その際、自分は使わないなーと判断したものはスルーして大丈夫です。
例えば灯りについての準備。
LEDライトは使うけどランタンは使わないような場合は、LEDライトの部分だけ見れば大丈夫です。
そして自分が持っている道具をメモに追加します。
この時あなたがわかる名称で書けばオーケーです。
こんな感じですね。
これを続けて、あなたがキャンプに持って行くものを全て網羅していきます。
この作業が終わると、100アイテムほど書き出されると思います。
たしかに、100個ほどのアイテムを頭で考えただけで全て網羅するのは不可能だな。
この方法なら漏れなく必要なものを書き出せそうだ。
バッグやコンテナごとに振り分けていく
目的別のアイテムのリストアップが終わったら、次はそれらのアイテムを持って行く時の入れ物ベースで大枠を書きます。
僕の場合は、大きく分けて
- リュックに詰めるもの
- 腰に装備したりポケットに入れていくもの
- 念のため車に入れておくもの
に分けて準備するので、メモは次のようになります。
もしもキャンプ道具は大きなコンテナ3つドドーンと詰めて持って行くという人なら、メモは次のような感じですね。
そうしたら骨組みはほぼ完成です。
目的別に洗い出した道具をどこに入れるかを考えながらリストを作成していきます。
こちらが、僕の前回のキャンプの持ち物リストです。
→ヂまるの持ち物リストの例.txt
こんな感じで、自分だけの持ち物リストを作っていきます。
前回のリストを流用する。これが最強。
一度自分の持ち物リストを作成したら、次回からはそのリストを流用することができるので、準備がすごく楽になります。
前回のキャンプで忘れ物があったなら、それさえ持ち物リストに追加するだけで漏れが全くないリストが完成するからです。
そのため一度自分の持ち物リストをカンペキに作成できれば、次回以降の忘れ物率を大幅に下げることができます。
2回目以降はかなり時間短縮できますので、最初の1回だけは頑張りましょう。
⑤持ち物を準備
持ち物リストを作成したら、準備はできているも同然です。
あとはそのリストを見ながら、持ち物を適切な場所に入れていきます。
この時のポイントとして、準備が完了した物は、リストにチェックを付けていくことです。
僕がリュックに準備する時のリストです。
少し長いけど省略せずに載せておきますね。
■リュック 【メイン】 【ポケット】 ✔️カイロ ✔️マスク ✔️イマージェンシーブランケット ✔️レインズボン 【メイン】 ✔️ブランケット ✔️調理袋 ✔️フライパン ✔️チタンシェラカップ ✔️塩 ✔️木スプーン ✔️ウエットティッシュ ✔️タオル ✔️登山テーブル ✔️水500ミリ ✔️焚き火台 ✔️ロゴス耐火シート ✔️飯ごう ✔️耐火手袋右 【左】 ✔️ナルゲン水 【右】 ✔️ランタンオイル ✔️ハンマー 【下】 【右】 ✔️のこぎり ✔️ライター ✔️LEDランタン ✔️短めパラコード 【左】 ✔️ボンベ ✔️バーナー ✔️マッチ 【上】 ✔️医療ポーチ ✔️ガムテープ ✔️トイレットペーパー ✔️ファットウッド ✔️ペグセット ✔ペグ×10 ✔ロープ3m×2 ✔ロープ20cm×5 ✔ロープ5m×1プルージックノットつき 【前】 ✔️USBメモリ ✔️ヘッドライト ✔️歯ブラシ Galaxy ✔️歯磨き粉 【外】 【上】 ✔️ポーランド軍 ✔️Oregonian Camper小 ✔️シュラフ 【中】 ✔️コットワン ✔️ランタン 【後】 ✔️コンステル(灯り) ✔️折り畳みナイフ
入れたものは全て「✔」をつけてあります。
ただ一つ、「Galaxy」には「✔」がついていません。
(Galaxyというのは僕が動画を撮影する時のスマホのことです)
これは、出発の直前まで充電をしておきたいので、出発直前にリュックに入れることで準備を完了しようとしているからです。
こうすることで、リストに書いてあるけど忘れる、といったことを防ぐことができます。
ここまでご紹介してきた方法を実践すれば、忘れ物ゼロは可能。そう思えてきませんか?
忘れ物をしない裏技
さて、準備のコツというのをお伝えしましたが、ほかにも忘れ物をしなくなる裏技というのが存在します。
僕の友人が使っている裏技で、彼はキャンプの準備時間が30分程度と超短いにもかかわらず、忘れ物がないです。
これ、何故だかわかりますか?
実は彼は、キャンプの道具は常に車に積みっぱなしにしているんです。
だから毎回準備しなおす必要があるのは、服と水くらいなんですね。
なるほど一理ある。
でも普段から車にキャンプ道具ずっと載せとくのは日常使いで困るから誰にでも真似できるものじゃないな。
フッフッフ。そう言うと思っていましたよ。
そういう人はコンテナ作戦です。
たしかに車にずっとキャンプ道具を積んでおくと忘れ物しなくなるし準備時間の短縮になるとはいえ、車に積みっぱなしというのはあまり現実的ではないと思う人も多いと思います。
そんな人にオススメなのが、コンテナ作戦です。
コンテナ作戦というのは、大き目のコンテナを2・3個ほど用意しておき、キャンプ道具は全てその中に詰め込んでおく。
キャンプの時はそのコンテナを車に積み込めば準備は終わりで、帰ってきたらコンテナを車から降ろせばOK。
…という作戦です。
ただこれらの方法も、何度もキャンプに行って、持ち物に不足が無いことを確認できている状態だからこそ効果を発揮するのであって、準備を1からしなければいけない場合は先に紹介した方法を使って準備をするしかないのです。
まとめ
準備のコツ、理解頂けましたか?
この記事の内容で重要な点をおさらいしておきましょう。
- 適当に準備していたら絶対に忘れ物する
- まずはメモに必要な情報を全て書いてカンペキにする
- メモはスキマ時間などを活用して作るといい
- 実際に持ち物を準備する時はメモをチェックリストとして使う
- いったんカンペキなメモができれば次回以降に使いまわしがきく
- 車やコンテナに積みっぱなしにするという裏技もある
もしあなたが忘れ物が減らなくて困っている、または周りに困っている人がいたら、この方法をぜひ試してみて下さい。
ところで先日、ツイッターで次のような問いを投げかけてみました。
どんなものがキャンプで忘れられやすいか?という質問です。
結果は…フォロワーさん少ないので回答ぜんぜん集まりませんでした。(笑)
「忘れ物要注意ベスト3」みたいなものが作れれば忘れ物予防に役立つんじゃないかなと思っていますので、ぜひあなたの忘れ物体験などをツイートのコメントにて教えて下さい。
もしコメント集まったら、このブログで取り上げようと思います。
それでは、忘れ物なく、楽しいキャンプをしていきましょう!